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みなみけ(6) (ヤングマガジンコミックス)

桜場コハル「みなみけ」6巻。
巻を重ねるごとに絵がシャープになり、会話も研ぎ澄まされていった感じがあるが
この6巻ではシャープでありながらも可愛らしさも感じられる絵が多く、
且つネタの面白さもますます垢抜けたという、個人的には至上の巻でした。
表紙、カラーページからして可愛さが滲み出ている。

アニメ「みなみけ おかえり」を観てた人なら感じると思うが、この巻は既に見たことのある話が多い。
それもその筈、大半の話が既にTVアニメとして放送されているからである。
保坂によるカレーの歌、新キャラのヒトミ、中学生組でのプールの話、マグカップを選ぶ話、ナツキが変な顔をする話等々。
なので、初見とはいえ比較して楽しむことも出来たし、漫画とアニメの違いを比べてみても面白いし。 原作は原作の味があるので。
 で、もちろんアニメを見てない人は見てない人で保坂と千秋の不思議な絡みや、新キャラのヒトミの登場などに新鮮な読み応えを感じると思う。

5巻のときから思っていたのだが、登場人物を動かすことがより上手くなってきている。
関係性の面白さを上手く演出できてると言うか。
保坂の動かし方も絶妙だし、ナツキやアキラが話のメインでも行けるようになってきたし。
登場人物が増えたことでますます話が面白くなっているというか、それでいて複雑にならないのも読みやすくて良いし。
個人的に120話「ほんの少し」が特に素晴らしい。言葉の使い方巧すぎ。
 また、保坂がカレーの妖精になったり、アキラが女装に目覚めかけたり、アツコがいつの間にか男の扱いのプロになっていたりと
キャラクターがどんどん勝手に一人歩きしていっているのも読んでて楽しいし、ニンマリする。
前の巻に引き続きキャラクターの登場頻度も割りと均等だし、よりどりみどりである。
若干保坂は多めですが(5巻の反動?)

しかし何といってもこの巻は単純に話が面白いし、キャラが非常に可愛く描かれてる。シンプルに良いと思える。
169ページ目のハルカの表情なんて今までに無かったものだと思う。
姉妹愛が深く出ているというか。 最後の話「できるかな」に於けるカナの表情も良い!
 そして更に今回は空きページのクオリティがやたら高い。本遍を補填してくれるようなものまである。
本誌を読んでた人もこれは是非読んで欲しい。


総評。今回も抜群に面白かった!1年3ヶ月待った甲斐、有り。

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