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涼宮ハルヒの憂鬱 の売れ筋商品

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涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

まず最初に、このレビューはハルヒシリーズに
少しでも触れたことのある人を対象に書きますので、
全く知らない!という方には一切何を言っているのか…ということですのでご了承下さい。

この「〜溜息」は、他のレビューでもある通り、評価が低くされがちです。
ただし、それは直接的に「おもしろいか、おもしろくないか」の評価であり、
正しくもありますが、私的には「違うのかもしれない」とも思います。

どういうことかと端的に言いますと、下地だと思うのです。
自主制作映画という題材を元にしながら、
各キャラクターの特性や属性、長所や短所、関係などを描いています。
ですので、それは読み手によっては展開が遅いとも取れますし、
同じようなことを何度も表現しているとも取れます。

しかし、この作品が生きてくるのはこの先です。

あの時(つまり「溜息」のとき)、あんなだったキャラにこんな変化が…
あの時こうだったのに、今はこんな関係に…
といった具合に、この作品があるから、この先の作品が立つのだと思いました。
元々読みきりのつもりで書かれた「憂鬱」が、シリーズ化するにあたり、
結果的に見ると改めて書かれたこの丁寧な下地は必要だったのではないでしょうか。

この先の作品にも☆5を付けているのですが、
これを読まず、その他の作品に☆5を付けたかと聞かれると、
もしかしたら違ったかもしません。
そういった意味で、私にはこの作品にも☆5の価値があるのです。

他のハルヒシリーズを読まず、これ1本だけ読むという人にとっては…
まぁ恐らくいないでしょうが、☆1〜3とかぐらいかな?

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