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BLOOD―The last vampire 2000 (角川コミックス・エース)

 ★5の上。
 同名アニメのコミカライズではありません。TVアニメBLOOD+とは当然別物。無論企画元は押井塾だし、世界観自体は共有されているけど、この作品は玉置勉強のオリジナルストーリーとして独立した存在なので、ゲームやアニメの方を知らなくても(むしろ知らない方が)楽しめるんだと思う。
 ただしBLOOD―The last vampire 同様、ストーリーを楽しむタイプの作品ではないのでシュールなものが好きでない方には覚悟が必要。
 もちろん、この物語は小夜の選択を描いているという点に置いてシリーズ全体のファンにとっても充分美味しい内容であることに相違ないが、アキコという多感な年頃の少女の物語でもあるのだ。
 思春期が内包する狂気を『恋人プレイ(廃盤)』で見事に描いた玉置勉強が、独自の感性で料理した現代ホラーの傑作。
 ↓でadm45さんも語ってくれているように、『床屋(肉汁)』→『赤ずきんちゃん(ちょこみんと)』→『恋人プレイ』→本作→『PACKAGE/オナドール/STAY FREE(ハード・アクメ)』→という流れが『東京赤ずきん』を産んだのだと私も感じている。
 性描写、心理描写ともにハード。壊れてゆくアイコが胸にイタイ。
 暗闇のなかで自分を信じ続けてゆける人間なんてそうそういないし。人間なんてそんなに強くないし。はっきりいって弱いからこそ、何かを探そうと前を向くのかもしれない。
 好き嫌いがはっきり分かれるタイプの作品だけど、何かを感じたら手にとっていただけると嬉しい。
 

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