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瀬戸の花嫁 の売れ筋商品

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瀬戸の花嫁(16)(完) (ガンガンコミックスJOKER)

木村太彦「瀬戸の花嫁」16巻、最終巻。堂々のフィナーレです。


2002年から始まった今作、9年掛けての長期連載。途中アニメ化され人気も博し、当時の看板作品にもなって。
だけど途中方向性が変わったり、長期休載なんかもあって。順調のようで順調ではなかったけど
最後は非常にこの漫画らしい白熱の盛り上がりと鉄板のギャグで締めてくれました。
 長すぎる休載にやきもきもさせられたけど
ここまで最高の最終局面を見せられたら、それも納得せざるをえなくて。ともかく本当に良い最終巻でした。
何気にすごく感動もしてしまった。

ここに来て明かされるいくつもの事実、急展開に告ぐ急展開、だけど重要なのはそこではなく
みんながみんな誰かのために必死になったり
誰かを守る為に全力を賭けたり
そんな少年漫画ド真ん中の熱さ、そして愛。それが十二分に感じられる流れだったとは思います。
 作者お得意のカオス展開も熱さと興奮に拍車を掛けていて
最後の方は一つのアニメ映画を観ているのか、ってくらい物語と作画にのめり込む事が出来ました。
こうやって細かい事書かないでも見れば伝わるってくらい。
帯でもアニメ脚本家の方が示唆されてましたが、本当にこの話をアニメにしたら映えるんじゃないかってくらいに。
 「瀬戸の花嫁」は所謂ハーレムラブコメ的な側面もあったけど
それ以上に「男らしい」漫画でもありました。いざという時に切る啖呵の格好良さ。
そんなシーンが何度も見れて、読めて、それだけでも個人的には嬉しかったし、瀬戸花っぽさを感じれて良かったです。

更に、最終回がまた素敵で。
詳しくは書きませんが、読後感が最高でした。ちょっと涙が出そうになったくらい。
最後の最後まで詰まったサービス精神に乾杯。紆余曲折あったけど、最終的にはとてもいい漫画として終わってくれました。
それが何よりのファン冥利です。


連載当初から何度も使ってきた決めセリフがやけに心地良かった。長い間楽しませてくれてありがとうございました。
天晴れ!

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